オーディンの図像
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北欧 · 神

オーディン

隻眼にして、けっして満たされぬ神。ルーンを得るために、自ら世界樹に己を吊した。

兄弟
ヴィリ、ヴェー
討たれた相手
フェンリル — ラグナロク
象徴
グングニル(槍)、ワタリガラスのフギンとムニン、八本脚の馬スレイプニル、ヴァルクヌト

オーディンは万物の父(オールファーザー)にしてアース神族の長、アースガルズの主であるが、その実態は座を定めた王というより、知を求めてやまぬ彷徨える探求者である。彼はミーミルの泉で一杯の英知と引き換えに片目を差し出し、また世界樹ユグドラシルに九夜のあいだ自らを傷つけて吊るされるという、己を己に捧げる犠牲によってのみ、ルーン文字の秘密を学び得た。二羽のワタリガラス、フギンとムニンは日々九つの世界へ飛び立ち、見てきたことを彼の耳元に囁くために舞い戻る。狼たちは彼の足元に横たわる。彼は八本脚の馬スレイプニルに乗り、決して外れることのない槍グングニルを携え、己が広間ヴァルハラには、戦いに斃れた戦士たちエインヘリャルを集め、終焉の時に己が側で戦わせる。

Veit ek, at ek hekk vindga meiði á nætr allar níu, geiri undaðr ok gefinn Óðni, sjalfr sjalfum mér, á þeim meiði, er manngi veit hvers af rótum renn

「我は風吹きすさぶ木に懸かりしと思う、/ 九夜の全きを懸かりて過ごせり。/ 槍もて傷つけられ、我は捧げられたり / オーディンに、己を己に。/ かの木は、その下にいかなる根の走るかを / 誰ひとり知ることなし。」 — 『詩のエッダ』、ベロウズ訳

その終わりは定められている。ラグナロクにおいて、オーディンはエインヘリャルを率いて狼フェンリルに立ち向かうが、その顎に呑み込まれる。しかし息子ヴィーザルが直ちに父の仇を討つ。詩人と王たちの守護者でありながら、絞首台と死者たちの守護者でもあるという二面性は、オーディンについて語られるあらゆる物語を貫いている。

他文化における対応者

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